概要 (2007年1月28日〜31日、バス200キロ、飛行機2,000キロ、地下鉄25キロ、自転車60キロ) 1月28日 浜松から、高速バスで中部国際空港へ、空港から2時間半で台北桃園空港へ 29日 台北市内を自転車で移動しながら市内見物 30日 台北駅から地下鉄(MRT)で25キロ北の淡水へ 帰路は自転車で走りました。 31日 免税店での買い物、再び空路浜松へ |
利用した旅行会社は近畿日本ツーリスト。 旅行会社への支払いは3泊4日で下記の通りでした。後は、食事代、入場料、お土産代などです。 | |
費用(ホテルはcグレード) 基本費用 59,000 一人部屋増額 19,500 空港税 3,560 国内高速バス 5,600 保険料 1,940 ガソリンチャージ 10,800 合計 100,400 | 携帯電話はドコモからレンタル 1日105円、通話料は台湾国内75円/1分 海外用は通信エリアの設定変更が可能になっている 自転車を持参しましたが関連しての費用はゼロ 特に帰路ではタイヤの空気を抜く様に指示があった 上空では気圧が低くなってパンクの可能性が増すため |
1月28日 | |
空路は、往復とも好天気でゆったりとした旅でした。 海外旅行の為の会話のビデオでは、入国時に口頭で旅行目的などを質問される場面があったりしましたが、往復の飛行機の便や宿泊のホテル、パスポートの記載事項(本籍地など)を記入する入国書類に記入して空港へついた時に渡すということでした。用紙は現地の空港にも置いてありましたが、機内で受け取ったものと形式が違うかどうかは不明です。 | |
1月29日 | |
台北の第1日の夜は、長男の嫁の勤務している日本の会社の台湾支店勤務の李さん夫婦にご馳走になりました。それこそ、出発10日前に日本に来られていて、初めてお目にかかったばかりということで、ラッキーでした。失敗は、その時の写真がないことです。 写真は翌朝のテレビです。NHKの衛星放送が受信出来、日本時間の朝7時30分からの「芋たこなんきん」を台北で見ることが出来ました。(日本との時差は1時間なので、現地時間は6時30分です。) | |
現地は人口よりバイクが多いという話もあるぐらいでスクーターがイナゴの大群の様に走っています。 日本では、自転車が1万台を切っている筈で、日本の自転車/人口比率により、台湾のバイク/人口比率が随分多い様です。 | |
信号の手前にバイク左折用(車は右側通行なので、日本だとバイク右折用)のバイク専用のエリアが用意されており、左折のバイクが最前列、次が直進のバイクのエリア、次が通常の4輪車用のエリアになっています。だから、信号が青になるとまずバイクが走り出す訳です。 ここで、自転車は、みんなが行ってしまうまで待っているか、歩道を走るかですが、歩道も色々で30センチの段差があったりで、ケイスバイケースということになります。 | |
総統府の前の通りのバイクの駐車状況。どこでもバイクは駐車しています。少し意外なのはその整列状況です。ここは総統府の前ですが、他の場所でも整然としています。 | |
総統府の入場時間までの時間は228記念公園見学をしました。現地時間の朝9時前なので、通勤の人たちが忙しそうに歩く一方、音楽に合わせて身体を動かしている人をあちこちで見かけました。太極拳の一種という感じです。 | |
228記念公園内の池 この公園は、228事件を記念したものです。228事件とは蒋介石が中国共産党に追われて台湾に来た時、蒋介石の国民党が台湾住民を武力弾圧した事件を指すようです。 | |
日本統治時代の1919年に完成した総統府は現在も政治の中心というから、日本の国会議事堂にあたるのだろうか。銃を持った警備兵が警備をしている。日本人と変わらない若者が警備兵の前を横切る。ここは建物の東で正面に当るが、西門からは、厳しい身体検査はあるものの建物の一部に入ることが出来る。下の写真は総統府の正門を見たところ。 | |
西門から厳しい身体検査を受けて入場し、説明を受けた。 そのガイドは年齢82歳、快活に日本語で説明してくれた。詳しすぎてもういいという感じだったが、ガイドの経歴を聞いてびっくり。日本が台湾を統治していたころに台湾義勇志願兵として日本軍の兵士となっていたということでした。 | |
彼は明治23年の教育勅語の文語文と口語文を用意してくれていました。 口頭でも言われましたが、彼は自分の話を聞いて欲しくて、左端にお願いとして、書いてあることを伝えて欲しいとのことなので示しておきます。この人の話を聞きたければ、現地で電話して勤務時間を聞いてみたらと思います。多分、快く、日本語で、教えてくれるはずです。 日本軍として戦争に参加したが、日本の敗戦と同時にその実績は無と化したことを非常に残念に思っていたと、現在のことの様に話されていました。 | |
中正記念公園でコーヒーを飲みました。綺麗なコーヒーカップだったので記念撮影。 中正とは蒋介石のことで、この公園は立派なものですが、現在の台湾の与党民進党は蒋介石・元台湾総統の威光を否定する立場を取っており、2.28事件から60年を迎えるこの時期に野党第1党の国民党のイメージダウンを図り、支持率アップに繋げようとの意図がある様である。(2007年2月11日新聞記事より) その1つとして、「中正」という文字を含む施設名を改名することがあり、これは既に「中正国際空港」を台湾桃園国際空港」に名称変更しているという実績がある。ここ中正記念公園も場合によってはなんらかの変更があるかもしれない。 | |
国父記念館(以下4枚) 中華人民共和国の建国者で、国父と呼ばれている孫文の革命を記念して建てられた。 | |
国父記念館の右にある高い建物は「台北101」。地上508メートル、このビルが世界一高いビルと書いてある案内書は2006年5月発行のものなので少なくとも、その段階では世界一高いのだろう。エレベーターも89階の展望台まで39秒で世界最速とある。 | |
衛兵のパーフォーマンス | |
国父記念館からの帰り道で見つけた高層アパート。建物の間が狭く、窓を開けると、隣の建物に渡れそうなほどだった。 | |
当日の夜は中華ソバというものが食べたくなったのであちこち捜したがこんなものしか見つからなかった。中華ソバは日本の方が旨いかも。 | |
1月30日 | |
市内はバイクが溢れているので2日目は郊外を走ることにした。インターネットで淡水が自転車で走りやすいとあったので、まず、淡水までMRT(地下鉄の一種)で行くことにした。 台北駅から乗る時に、日本語の分かるオバサマが声掛けてくれて、ひょっとしたら自転車は裸のままでもOKかもという話があったが、駅員や、通行客に聞いて、言葉がわからないまま、多分ダメらしいと感じたので袋に入れて、改札をくぐった。25キロくらいの距離で50元(1元は4円弱)くらいだったので料金は安いと感じた。 | |
上の標識で、台北駅は表示がないが、自転車の表示がある駅があることから、多分自転車の表示のある駅ではそのまま乗車出来るだろうと思った。車内の表示でも、自転車をしっかり保持する様に(漢字だけを見ての判断なので明確ではない)とあったから、そのまま乗れるのは間違いないだろう。また、現在どこを走っているかは左の表示ではっきり分かった。 | |
車内の様子。この車両は自転車用だったのかも知れない。 | |
淡水駅 MRTの終点です。 | |
淡水の市場 真っ赤な肉が並べられている。清潔感がないが、豪快な売り方です。 | |
淡水は淡水河の河口に位置しており、台湾の北部への入り口ということで重要な拠点であったようで、17世紀にオランダの植民地の時代に紅毛城(ホンマオチョン)という要塞が作られたようである。 | |
のんびりと、多分、日本娘が淡水を楽しんでいた。 | |
紅毛城で見つけたランタナ | |
帰路で通った商店街 人と犬とバイクが事故も起こさずに同居していました。たまたま事故がなかっただけという感じもします。 犬は放し飼いが多いです。噛まれると狂犬病になるかもという心配でそばに近づきませんでした。 | |
台湾ではバイクと自転車が仲良くするものらしい。 | |
かなり雑な地図を頼りに淡水から故宮博物院を目指し、途中で日本語の分かるおばさまに道を教えてもらったが、結局、道を間違えて陽明山の方まで行ってしまった。 ここより、もっと手前にあった軍の施設らしいところで「故宮博物院」の文字を見せて、2名に、行き過ぎか聞いたが、分からないとのことだった。「故宮博物院」の近くで聞いたのだから、分かりそうなものだが、道を聞かれたら分からないと答えるのがルールなのではないかと思った。 | |
故宮博物院 建物が綺麗だという印象が特に強い。この時期でもまだ展示を変更する作業をしていた様で2月8日頃のテレビのニュースで展示変更作業が終了したト言っていた。 | |
1月31日 | |
朝、ホテルから淡水河を望む | |
現地の案内担当の王さん | |
言葉の問題で立ち往生した場合などに、王さんとかに助けを求めるのに使おうと携帯電話はドコモでレンタルして持参した。自分の携帯のチップを外してレンタル携帯電話にセットして使う方式になっている。 ただし、ドコモの営業所での設定が悪く、当初使えなかったので仕方なく購入したテレフォンカード。結局これは王さん経由で台北を訪れた日本人に差し上げることにした。 携帯電話の設定について ドコモの営業所では日本国内で慣れるために使うことを進められた。浜松で使えなかったので、中部国際空港のドコモ担当者に問い合わせると、国内では使えないとのこと。台北でも結局使えなかった。 問題は海外での通信エリアの設定が出来てなかったのが原因のようだった。つまり、受け取った時は、日本でも台湾でも使えない設定になっていたということ。ドコモの営業所の担当の無知が原因ということになる。ここは李さんに助けられました。まあ、これも経験か。 |
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3泊4日の海外旅行、まあまあ楽しめたと言えるでしょう。 台北を走ってみて、東海岸を南に走ってみたいと思います。ここを走った日本人はかなり沢山いるはずです。また、ヨーロッパの、景色が良くて、自転車が走りやすく、私の英語が通じるところをのんびり走りたいという気持ちも湧いてきました。一番可能性の薄いのは「私の英語が通じる」ということだろうけどね・・・。 ドイツにはロマンチック街道、古城街道、ドナウ河沿いの自転車道などいろいろなルートがあり、しかも日本人による紀行が出版されています。なので言葉は不安だけどヨーロッパの第一候補はドイツかな。 冬なら台湾、夏ならドイツかな。息子が2度目の海外勤務ということがあったら、また変わってくるかも・・・。 |